ここ数年、日本で出版されているバスク関連の書籍や雑誌は、そのほとんどが、グルメや語学や文学に限られていましたが、このたび「バスク地方」の歴史に関する概説入門書が刊行されました。
マヌエル・モンテロ著(萩尾生訳)『バスク地方の歴史ー先史時代から現代まで』(明石書店)です。書かれている内容は、大半がスペイン領のバスク地方(ナバーラを含む)に関するものですが、類書があまりありませんので、バスク地方の歴史の概略をひととおり知っておきたい方や、ある特定の時代についてもう少し詳しく知りたい方に、お薦めの一冊です。
価格が4,200円(税抜き)と、やや高めですので、購入はちょっと、と思われる方は、近くの公共の図書館に購入リクエストをかけてみてはどうでしょうか。