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「ディアスポラの日」制定


 故地であるホームランドを離れて、各地に散らばっている人びとのことを「ディアスポラ」と呼びますね。日本語で「在外同胞」と言ったりもします。で、このたび、スペインのバスク自治州政府が、世界に離散するバスク系在外同胞を記念する「ディアスポラの日(Diasporaren Eguna)」を制定しました。

 では、ここで問題です。(1)この「ディアスポラの日」は何月何日でしょう? (2)なぜその日が選ばれたのでしょうか?

 答えは(1)が、9月8日。(2)は、エルカーノが世界周航を達成し終えた日だからです。

 エルカーノとは、1519年にマゼランと一緒に出航し、マゼランがフィリピンで死んだ後の艦隊を率いて、1522年に人類史上初めて世界周航を成し遂げた人物です。チャコリンで有名なゲタリア町出身の、れっきとしたバスク人です。ちなみに、史上2人目の世界周航達成者であったウルダネタもまた、バスク人でした。以来、バスク人の足跡は、世界中に残されているのです。


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